『京都魔王殿の謎』壁紙



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Vol.02


第2巻『京都魔王殿の謎』は、タイトルとおり謎が謎を呼ぶ!

梶原秀夫(ノアズブックス 出版プロデューサー)




壮大な物語の幕開けに相応しい『妖精鬼殺人事件』が発売されて、反響はたいへん好評である。


ミステリーの醍醐味を味わえた、という声を多く聞いた。関係者の一人としては、嬉しい限りである。




第2巻の『京都魔王殿の謎』も、期待を裏切らない。いや、それ以上だろう。


吉村達也氏の「ミステリーの王道をいく」という志が、我々の想像を超えた結末を生み出したのだ。


編集者として驚くというより、一読者として震えるような読後感だった。これはすごい、と思った。


数カ月前に読んだ原稿を、校正で改めて読み直した。読者の驚く顔が目に浮かぶ。


作家は孤独な作業をしている。頼るは、自分の頭脳だけだ。
出版プロデューサーといえども、出来上がったものに意見は言えても、作家が物語を創りだす手助けはできない。


この結末を考えだした作家の頭脳に、敬意を表したい。




この後、第3巻、第4巻、第5巻と続き、ここでSEASONⅠが終わり、QAZの正体が明かされる。


QAZは、この2巻までに登場している。だが、その正体は、読者にも私にもわからない、と作者は強く言う。


この挑戦状に、どう答えるか――。楽しみはつきない。




エンタテインメントのミステリーを届けたいと思う。読み出したら止められないような作品を。


これこそ、まさに吉村達也の真骨頂だ。期待していただきたい。


まずは、謎が謎を呼ぶ『京都魔王殿の謎』をお楽しみください。

京都魔界ツアー①

はじめに

「魔界百物語」第2弾の『京都魔王殿の謎』では、美しすぎる超能力者・鹿堂妃楚香の主催による京都魔界ツアーが展開します。

このカテゴリーでは、みなさんにもそのツアーに参加していただいた気分になって、京都の魔界をご案内します。

写真は少しずつ、何日おきかに足していきますので、ときどきチェックしてみてください。きっと、第2巻をお読みになるときの臨場感が増すはずです。


① 京都タワー


京都駅に降り立った観光客は、必ずこの京都タワーをカメラに収めるのは間違いない。しかし、方角のことまでは意識しないだろう。

京都駅を背にして、京都タワーを見たとき、あなたは北の方角を向いている。それだけではない。京都駅から北へ延びている烏丸通(からすまどおり)はほぼ正確に真北を指している。

ということは、それと直角に交わる横の通りもまた、ほぼ正確に東西を指していることになる。

京都中心部の道路が碁盤の目になっていることは地図で見れば明らかだが、それがきっちり東西南北に沿って走っているというところが重要だ。

つまり京都とは、街じたいが磁石になっているといってよい。だから、古来より風水の思想によって都は支配されてきた。