第2巻『京都魔王殿の謎』 リレーノート①
梶原秀夫(ノアズブックス 出版プロデューサー)
最終校正で、四度目の読み返し。ここでは、一気に読むことを心がけました。
誤字脱字を見つけるのも重要なことですが、物語の中に入り込んで読んでみたのです。一読者の立場になって。
グイグイと物語の面白さに引っ張られていきます。いったい、どんな事件が起こるのか……。
吉村達也氏が仕掛けたトリック、その意外な展開と結末は、間違いなく読者の想像を超えていると思います。これぞまさに、ミステリーの王道です。
加えて、ドラマ性にも注目です。ネタバレにならないと思いますので、結論だけ言うと、このミステリーは素晴らしい純愛の物語に仕上がっているのです。
改めて、吉村達也ミステリー・ワールドの面白さを実感しました。
校正も終わり、印刷に入った第2弾『京都魔王殿の謎』は、14日に取次へ見本を持っていき配本部数が正式決定、18日に取次へ搬入、全国の書店へと配本されます。
首都圏の大型書店では19日、全国的には21日の書店店頭に並びます。楽しみに待っていてください。
発売前に、プロダクション・ノートVol.3を書いたのは、ひと言だけ伝えたかったからです。これは「純愛の物語だ」と。